年長組に進級すると「火よう日の活動」が始まります。
ご存知の方も多いでしょうが、少し説明させていただきます。毎週火曜日に、教師側から提案した活動を子ども達が選んで(その時は担当教師が誰か分かりません)、お弁当前からお帰りまで担当教諭(担任とは限らない)と一緒に活動します。
私、園長はこの時期は「大工さん」を担当します。本物の「のこぎり」を使い木を切り、金づちを使い釘を打って、あこがれの「剣」を作ります。
初めて大工さんをして発する言葉なんだと思いますか。それは年中さんや「ひよこ組」さんに、「危ないからあっちに行っててね!」と、言葉は優しいですが、今まで散々言われてきた言葉を言うのです。その言葉を発することで、年長組になった実感を得ているのでしょうね。
こうして、子ども達は「発達の階段」を一段ずつ登っていくのです。この一段ずつが大切で、一段抜かし。二段抜かしで行く必要はないのです。