今日は「東日本大震災」発生から7年目になりますね。午後の「オトツク」でも、震災発生時の14時46分に合わせて1分間の黙祷をさせていただきました。
あの地震は私の人生でも最大のものでした。園舎と地面が、すり合わせるように動くのを初めて目にし、まだ多くの園児が残った「つばめルーム」や体育教室の子ども達の様子を見に走ったことを覚えています。
最後に残ったお子さんを、お母さんのもとに送り届けたのが、夜中の12:30だった記憶しています。
震災の後、2週間ほどたって聞いた話で、当日に難を逃れて高台に避難、海の方を見た時に車が引き波に持っていかれて、赤いテールランプがあちこちで光っているのが印象に残った、とおっしゃっていました。
その赤く光るテールランプは、車に乗っている方がブレーキを踏んで光っているのです。
引き波の大きな力が加わっているので、車が制御できないのは分かっていても、ブレーキを踏まざるを得ない状況が悲しいし悔しい思いだと、涙を禁じえません。
大川小学校の児童や教師の思いを、「風化させない」ようにしていかなければならない私たちの“覚悟”も問われていると思います。
お家でも、幼稚園でも伝えていく大切さは共有したいですね。