『めぐみ』の生活
◇毎日保育をしている中で考えている事、そして保育をしている事のほんの一部ですが、めぐみの生活が少しでも伝える事ができたらと思います。
☆子どもたちは午前8時30分~9時20分の間に登園し、午後2時に降園となります。
バス通園の子どもたちもその間に園に着きます。
朝、登園順に子どもたちは体操服に着替え、自分の身の回りの用品を整理し、出席ノートにシールを貼ります。
担任は登園して来た順に子どもたちと挨拶をし、出席の確認と子どもたちの表情を読み取り(出欠調べだけのために子どもたちの遊びを中断する集まりはやりません)子どもの遊びが充実するための援助者となりながら、一日の活動が始まります。
子どもが好きな遊びを充分にしたり、一斉活動をしたりします。
午後1時には全員で遊んだものを片付け、クラスに戻り帰りの会をします。絵本や紙芝居を読んでもらったり、歌をうたったり、ゲームをしたり、その日の出来事を話し合ったりして降園します。
☆基本的に「幼稚園は子どもたちにとって、パラダイスでなければならない。」と考えています。
ですから、めぐみ幼稚園は「子どもたちが自ら遊びを創りだすことの出来る“自由”を保証する」環境を整えたいと考えています。バス通園の子どもたちもその間に園に着きます。
子どもたちは、自由に遊ぶ中で自分をコントロールし、我慢をしたり・順番を守ったり・友達に譲ったり・頑張ったりすることが出来るようになり、自分の力を出すことが出来るようにもなるのです。
また好きな遊びをしているうちに、ホールや園庭などでいろいろな学年の子どもたちとも自然に交われるので、特別に交流の時間をとらなくても、知らず知らずのうちに異年齢交流が図れていくことができるのです。
それにともない他クラスの担任も、全ての子どもたちとかかわることになり、子ども一人一人を色々な角度から見守ることができます。これがティームティーチング(全教師で全園児を観る)につながっていくのです。
☆めぐみ幼稚園は「自由を尊重するので、何もせず遊んでいるだけなのかしら?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではなく、
自由を保証しているからこそ、今、子どもたちの成長にとって大切と思う活動を子どもたちクラスの仲間全員で嫌々強制されてするのではなく、
「やりたい」「やってみたい」と意欲的に主体的に取り組むことが出来るのです。一斉活動で教師指導型の保育のみでは個人の特質が出てきませんし、見られません。子どもの良さを伸ばし成長の手助けが出来るよう、教師は集団と個人のねらいを常に持ち保育をしています。
☆一人一人の子どもたち(個)が集団を作るのですから、個人を尊重すること、集団を大切にすることは同じ意味なのです。
ですからクラス全員での活動の方が、より教育効果を発揮する場合や教師子どもたち全員に同じ興味・関心を持って欲しいと願った時は、クラス全員の活動は全学年一緒の活動をいたします。
☆子どもたちは砂遊び・泥んこ遊びをしたり、空き箱工作・ボール遊び・ホールでの大型積み木や、」衣装をつけた「ごっこ遊び」、おままごとなど自分で考えた好きな遊びを友達とかかわりあいながら取り組みます。
学校法人 杉森学園 めぐみ幼稚園